水処理方式
生物処理の代表的な処理方式
お客様の状況やご要望に応じて、最適な処理方式をご提案しています。ここでは主な4つの処理方式について簡単にご説明します。
膜分離活性汚泥法
- 特徴
- 大腸菌も通さない膜を使用してろ過するため、処理水に大腸菌や一般細菌などが残りません。また、汚泥などのSSも処理水に残りづらく、高品質な処理水を得られます。高度な処理水質が必要な場合に最適です。
- 処理水の品質
- 汚れの成分(SSや大腸菌など)を確実に固液分離するため、処理水質のレベルは他の処理方式と比べて圧倒的に高いです。
- コスト
- コストはかかりますが、高度な排水処理ができます。
- スペース
- 活性汚泥法と比べて沈殿槽も不要なため、排水処理設備全体がコンパクトになります。
担体流動法
- 特徴
- 多種多様な微生物の付着した担体が流動することにより、排水・酸素・微生物の大きな接触効率、および高い酸素供給率が得られ、高負荷処理が可能です。汚泥管理が容易で、維持管理も簡単なため、下水道除害施設にも最適です。
- 処理水の品質
- 安定した効果の高い排水処理ができます。水質や水量の変動があった場合でも、ショックの吸収力が大きいので、活性汚泥法のようなバルキングによる処理水質の低下がありません。
- コスト
- 接触ばっ気方式と比べコンパクトなため設置費が抑えられます。
- スペース
- コンパクトで、設置面積が小さくなります。
回転円板法
- 特徴
- 円筒上の波板を面積の約40%を汚水中に浸漬させた状態で、ゆっくり回転させることによる処理方式です。返送汚泥量や送風量の調整など複雑な操作をする必要がなく管理が簡単です。下水道除害施設にも最適です。
- 処理水の品質
- 安定した処理が可能で、水質変動への耐性があります。
- コスト
- ブロワが不要のためばっ気槽を要する処理方式と比べるとランニングコストが低いです。活性汚泥法にくらべて食物連鎖が長く、余剰汚泥の発生量は活性汚泥法の1/2以下と少ないため汚泥処理費用が軽減されます。
- スペース
- 省スペースで設置できます。
合併浄化槽
- 特徴
- 主に下水の通っていない地域の家庭に設置され、し尿と台所・浴室から排出される生活雑排水を併せて処理する施設です。
- 処理水の品質
- 家庭用排水であれば浄化槽で処理をして河川へ放流可能なレベルまで浄化します。
- コスト
- 比較的安価で設置運用ができます。
- スペース
- 家庭用の場合、駐車場約1台分のスペースで設置可能です。
こんな状況にはこの処理方式
膜分離活性汚泥法が向いている場合
- とにかく処理水をきれいにしたい
- スペースに制約がある
- 将来的な排水基準強化に備えたい
担体流動法が向いている場合
- 水質や水量の変動が激しい
- 管理の手間をなるべく少なくしたい
- 既存設備のグレードアップを検討している
回転円板法が向いている場合
- 電気代を抑えたい
- 汚泥処理コストを下げたい
- シンプルな管理を希望する
合併浄化槽が向いている場合
- 下水道が通っていない地域での生活排水処理
- 小規模な施設での排水処理
- 初期コストを抑えたい
お客様に合った処理方式をご提案します
当社では、現場の状況や排水の性質、予算などを総合的に判断して、最適な処理方式をご提案しています。50年以上の実績から培ってきたノウハウで、お客様の課題を解決します。
まずはお気軽にご相談ください。現地調査とヒアリングにより、最適な処理方式をご提案いたします。